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2008/03/31

EDDIE ROBERTS

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すっかり春ですね。明日から4月、新年度です。音楽を聴いていて本当にテンションが上がってしまうことがあるのですが、これは私が丁度この事務所に入社した頃に聴いて相当回数テンションの上がったCDです。基本となる音楽が演奏力も含めてしっかりとしており、更に奏法、間といった、感覚に訴える部分がとても効果的な音楽です。音楽と建築を関連付けて考えることはあまりありませんが、理想に思うところは共通する気がします。

サエキ

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2008/03/26

関東建築旅行8~那須町+馬頭町~

次に訪ねたのは那須歴史探訪館と馬頭町広重美術館。こちらも隈研吾氏。石の美術館が「石」なら、探訪館が「わら」、広重が「木」と素材を生かして建築がなりたっています。空間とそれらを構成する素材によって零れ落ちる光の質が違い興味深かったです。因みに広重美術館の木製ルーバーは安藤広重の浮世絵の雨や霧、霞などの抽象的な表現を表しているそうです。

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左:那須歴史探訪館
右:馬頭町広重美術館

帰りの飛行機の中「ザ・藤森照信」という本を読んでいたら、藤森氏に質問をするという企画がありまして、タイムリーなことに隈氏も参加していました。そこで隈氏が建築の保存について問いを投げかけ、それに藤森氏が例えた答えは歌舞伎座を改修するとしたら、ふつう専門の隈氏を設計者として紹介し、「能の精神性、エリート性に対し、娯楽性、大衆性を旨に歌舞伎が発展してきたことを考えると、隈ほどふさわしい建築家は見当たらない」と書かれています。今回の隈氏の建物を見てきて、なるほど!と思いました。次回、関東建築旅行編、最終回です。

ヨシオカ

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2008/03/17

関東建築旅行7~那須芦野~

さて、参謀の一声で栃木攻略作戦の方針も決まり、いざ侵攻を開始します。
まず目指すは那須郡芦野にある隈研吾氏設計の石の美術館。ここは戦前から残る石蔵と新たに建設したギャラリーからなる美術館です。Rimg0504_2
組積造による石のお茶室、3つのギャラリーと学習室は各々独立した建物で、水を湛えた庭を囲むように建っています。寒い時期だったので、水面には氷が張っていました。この庭に立つと、周辺の日常空間とは別の異空間に身を置いているような感覚になりました。Rimg0524_2
石と光のギャラリーに入ると一瞬その暗さに躊躇しますが、石の間に嵌め込まれた白大理石から洩れ入る柔らかな光がしだいに心地よく感じられました。また石と水のギャラリーでは、壁の石積みの空いた部分から自然光が差し込み、光のギャラリーとは違った凛々しい石の表情が見られました。
規模は小さいながらもまとまりのある密な空間で、包まれるような感覚が心地よい美術館でした。
夜景も見てみたいものです。

イノウエ

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2008/03/10

高知でのイベント

今月の1日・2日に、高知で行われた建築家イベントにスタッフとして参加しました。会場では、パネルや模型の展示を行い、来場された方と家づくりについてお話をさせていただきました。みなさん色々なことにとてもお詳しく、私の説明で満足していただけたのだろうか・・・と反省しきりでした。建てたい家のイメージがかなり明確な方、興味はあるけれど具体的にはこれからという方、「建物」が好きという方、みなさんお話されることもそれぞれですが、非常に興味深く、勉強になりました。お話をしながら、どんな家がいいだろうかと想像し続けの幸せな2日間でした。

サエキ

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2008/03/03

関東建築旅行6~番外編~

難しい内容の後なので、少し閑話休題。
旅行3日目、最終日。少し足を伸ばして栃木へと向います。目的は隈研吾氏が設計した馬頭町広重美術館。帰りの飛行機の時間もあるので当初それだけをみる予定が、栃木には隈氏が設計した建物が他に3つ程ある。せっかくなのでこの機会にみておきたい。場所を前日にイノウエさんに調べてもらい、朝、新幹線を待つ間コーヒーを飲みながら地図にてルート確認。どうにも公共機関の接続が悪いようで全部見るのは無理そう。しかし、あきらめません、この事務所。とりあえずは新幹線で移動中、作戦会議。といっても私は睡眠不足で(友人宅でゲームに夢中になってしまい・・・)寝ておきなさいという所長の心優しい気遣い?で2人におまかせ。うとうとしながらも苦戦している空気が伝わってきます。
そして宇都宮駅に到着。会議結果をきくと選択肢が2つ。全部みるのは諦めてじっくり見学する。短時間ながらも出来るだけみて電車とタクシーを使う方法。悩む間も無い、時間との戦い。とにかく最寄り駅まで行こうということで乗り換えの電車の中で出発を待つ。
イノウエさんからタクシーだと結構交通費がかかるんだよね、と言われ、頭によぎったのは改札口の頭上にでかでかと書かれた「レンタルカー」の文字。同じかかるならレンタカーでは?と(自分でいいますが)鶴の一声で急いで電車を降り、レンタカー屋さんへ。料金もお手ごろで、なんなくレンタカーで出発。難点はナビが古いせいか判り辛く結局道路地図をみながらの移動。今思えば少しでも車になれている私がナビをすればよかったのに後部座席でのほほんとアイスなんか食べててゴメンね、イノウエさん。(いや、久しぶりに所長と会っている訳ですから積もる話もあるだろうという配慮なのですが、言い訳)
焦る2人に比べ、なんとかなるよ、とA型らしからぬ私。人間ゆとりが大切ですよ、という話でした。(なんだか怒られそう。今回のブログ・・・)

ヨシオカ

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