関東建築旅行7~那須芦野~
さて、参謀の一声で栃木攻略作戦の方針も決まり、いざ侵攻を開始します。
まず目指すは那須郡芦野にある隈研吾氏設計の石の美術館。ここは戦前から残る石蔵と新たに建設したギャラリーからなる美術館です。
組積造による石のお茶室、3つのギャラリーと学習室は各々独立した建物で、水を湛えた庭を囲むように建っています。寒い時期だったので、水面には氷が張っていました。この庭に立つと、周辺の日常空間とは別の異空間に身を置いているような感覚になりました。
石と光のギャラリーに入ると一瞬その暗さに躊躇しますが、石の間に嵌め込まれた白大理石から洩れ入る柔らかな光がしだいに心地よく感じられました。また石と水のギャラリーでは、壁の石積みの空いた部分から自然光が差し込み、光のギャラリーとは違った凛々しい石の表情が見られました。
規模は小さいながらもまとまりのある密な空間で、包まれるような感覚が心地よい美術館でした。
夜景も見てみたいものです。
イノウエ
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