関東建築旅行8~那須町+馬頭町~
次に訪ねたのは那須歴史探訪館と馬頭町広重美術館。こちらも隈研吾氏。石の美術館が「石」なら、探訪館が「わら」、広重が「木」と素材を生かして建築がなりたっています。空間とそれらを構成する素材によって零れ落ちる光の質が違い興味深かったです。因みに広重美術館の木製ルーバーは安藤広重の浮世絵の雨や霧、霞などの抽象的な表現を表しているそうです。
帰りの飛行機の中「ザ・藤森照信」という本を読んでいたら、藤森氏に質問をするという企画がありまして、タイムリーなことに隈氏も参加していました。そこで隈氏が建築の保存について問いを投げかけ、それに藤森氏が例えた答えは歌舞伎座を改修するとしたら、ふつう専門の隈氏を設計者として紹介し、「能の精神性、エリート性に対し、娯楽性、大衆性を旨に歌舞伎が発展してきたことを考えると、隈ほどふさわしい建築家は見当たらない」と書かれています。今回の隈氏の建物を見てきて、なるほど!と思いました。次回、関東建築旅行編、最終回です。
ヨシオカ
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